奄美大島ブログ

今日は、１２月２５日です。
奄美大島では、いや奄美群島では本土復帰記念事業が奄美市名瀬を眺望できる拝み山で式典があります。

終戦は昭和２０年８月１５日。
しかし、奄美群島は、GHQの支配下のもと、昭和２８年１２月２４日に本土復帰の調印が行われました。
全国的に知られていないことです。
当時の人達は本土復帰運動の日々でした。

それでも、復帰運動は８年にも及んだ。

私は、戦争を勉強していて気がついたのだが、沖縄は米軍基地の重要性と基地建設に適した位置と地形だから返還が遅れた。それでも米軍は沖縄に駐留している。

ところが、奄美大島の地形は、基地建設には不向きな為に本土復帰がなされたと、地元ケーブルテレビで発言した。
奄美群島の人達は、自分達の運動で返還されたと勘違いしてるのではないか。
当時の人達からすれば必死。ところが、戦争をしらない私は時間差で、このような考え方に至った。

戦争は仕掛けられるのです。これにどのように対応するのか・・・。これが基本だと思います。
復帰運動の式典のようなこともいいが、子ども達には正確な現状を説明するべきではないでしょうか。
大人でさえ間違っている。感情的な判断は、間違った判断で一生生きていく。これが怖い。

また、昨年(２０１０年)には、当時の鳩山首相が徳之島に米軍基地???。と、言うと徳之島では３町あげての反対運動が行われた。出来るわけがないではないか。
私は昭和６０年頃に徳之島上空を数回、旋回して判断した。機中には、真珠湾攻撃経験者もいた。
あくまでも地元代議士や徳之島町長の次期選挙運動の前哨戦にしか見えなかった。

歴史の勉強は当然必要であるが、その裏に隠された本当の歴史を知ることも重要ではないでしょう。
戦争の歴史には誰もが知っているようで知らない歴史が山積しています。

■備考
奄美群島とは・・・。
喜界島、奄美大島、徳之島、沖永良部島、与論島

■参考資料
南海日々新聞　平成２３年１２月２４日(土)
祖国復帰５８年企画　
・復帰運動の裏面史を語る
崎田実芳(さきださねよし)VS久保和ニ(くぼかずつぐ)

■参考書籍
奄美復帰史 (1971年)

祖国への道―抗米八年奄美の復帰運動史 (1984年)

全記録 分離期・軍政下時代の奄美復帰運動、文化運動

密航・命がけの進学―アメリカ軍政下の奄美から北緯30度の波涛を越えて

奄美大島日本復帰運動史料 (1968年)


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