奄美大島ブログ

９月２５日(日)は、龍郷町で昨年と違う集落で豪雨災害があった。
当然、天災と思っているだろうが、違う。これは明らかに人災。

昨年１０月２０日(水)の豪雨で奄美市住用町の西仲間集落では二人のお年寄りが亡くなられた。
龍郷町の浦集落と西仲間集落は同じ地形と言っていい。
大きな川があり、集落自体が鍋底の地形になっている。

行政は、道路工事などの際に、集落が鍋底である。大きな川がある。その川底の土砂などを取っていない。
道路建設によって空港などへ行く際には、ストレスは軽減されたが、災害には無頓着である。
私は観光ガイド業を生業としているが、お客様にも、この集落は危ない・・・。と、言っている。

多額の税金を使って、分かり切っている災害に対して無能である。
そこへ来て、与野党の衆議院議員らしき人達が現地視察。
結果的には、土木業者が儲けるように、またまた税金が投入される。

風が吹けば桶屋が儲かるはずなのに、災害を知らずして、儲けるシステムでいいのか。
これでは、いくら金があっても続かない。幸い死亡者がいなかったからいいが、来年１１月１３日の皆既日食は災害のリズムであると、書いているが、私が危惧するのは、チリ沖で地震があれば奄美大島も５０年前に津波クラスの災害があると予測しています。

それよりもなによりも、２００７年、２００８年、２００９年、２０１０年の３年間に台風が来なかった事は幸いではなく、その分のツケを払わされることに気がつかない。わかっていても、死乱不利(しらんふり・私が造った造語)。

早く、豪雨と津波対策をした集落、道路造りをしないと、来年末も今回以上の災害になる。

解決策としては、浦集落の住宅を高台に上げる。これは不可能だから、金と時間をかけて、いや一年しか時間はないが、集落の移動をしないと、これからも同様の、あるいはそれ以上の災害になる。

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