奄美大島ブログ 2007年11月19日

大島紬の衰退

2007-11-19

奄美大島の基幹産業である伝統工芸品の大島紬が衰退している。
私の母は、十代から大島紬を織って女一人で３人の子供を育てた。幸いにして高度成長期だったために稼ぎが良くて男よりも稼いでいた時期でもあった。

しかし、着物離れになり、紬業者の経営も棚からぼた餅であったが為に次なる戦術がなく衰退の道をまっしぐらに走り同時に土木業者が大きくなっていた。
そして、その土木業者も衰退の道をまっしぐらである。

奄美大島の経済は衰退していき、政治家や行政は奄美大島の自然を壊すだけ壊してから世界遺産に登録したいと動いている。あきれる。

話しがそれたが、これからも大島紬は衰退していく一方だ。これは、老齢化の為でもある。
最悪な状態がいくつも重なっている。
起死回生を考えているが大島紬だけをとっても思案がない。
大島紬でそだったから、恩返しをしたいと考えているが・・・。
２１歳の頃、母が「２人で大島紬仕事をしない・・・」と、誘われたが、「母ちゃん、大島紬はダメヨ・・・」と、言ったのが２７年前である。

ついに、大島紬の会社が紬から撤退した。
益々、大島紬が衰退していく、自宅にあった織機も来週には工場に返却する。
小学生の時から自宅あったので名残惜しい。
それでも、起死回生の日を考えている日々ではあるが。

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